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ザ・シークレットはなぜ「効いてしまう」のか
催眠術から見た引き寄せの正体

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ザ・シークレットを読んだ人の反応は、極端に分かれます。

胡散臭い。
科学的ではない。
都合のいい話だ。
一方で、
人生が変わった。
収入が増えた。
人間関係が激変した。
という人も、確実に存在します。
ここで重要なのは、
内容が「正しいかどうか」ではありません。
なぜ同じ文章を読んで、
何も起きない人と、
実際に変化が起きてしまう人が出るのか。
その差は、
無意識がどう反応したか
それだけです。

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催眠術とは何か

催眠術とは、
眠らせる技術でも、
操る技術でもありません。
一言で言えば、
無意識の前提を書き換える技術です。
人は、
見ている世界をそのまま認識しているようで、
実際には
「無意識が採用した情報だけ」を
現実として体験しています。
催眠とは、
そのフィルターの設定変更です。
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ザ・シークレットの最大の勘違い

多くの批判は、ここに集中します。
「思っただけで現実が変わるわけがない」
これは事実です。
しかし、
ザ・シークレットは
思考が現実を直接変える
とは書いていません。
正確には、
思考と感情が
「無意識の行動選択」を変え、
結果として現実が変わる。
この部分が省略されているため、
魔法のように誤解されます。
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無意識は現実をどう作るのか

人は一日に、
数万回の選択をしています。
視線の向き。
声のトーン。
立ち位置。
言葉の選び方。
タイミング。
これらの99%は、
意識ではなく無意識が決めています。
そして無意識は、
「自分はどんな人間か」
という前提に忠実です。
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自己暗示としてのザ・シークレット

ザ・シークレットの文章構造は、
非常に催眠的です。
特徴は以下です。
・断定的な言い切り
・成功事例の大量提示
・否定的情報の排除
・感情を先に動かす構成
これは、
催眠誘導文そのものです。
特に重要なのは、
証拠より体験談を重ねる構造です。
無意識は、
論理より「例」を信じます。
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なぜイメージングが使われるのか

ザ・シークレットでは、
繰り返し「イメージせよ」と言われます。
これはスピリチュアルではありません。
脳は、
現実体験と想像体験を
ほぼ区別できません。
強い臨場感を伴ったイメージは、
無意識にとっては「既に起きた事実」です。
その結果、
行動の前提が変わります。
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感情が先、現実は後

ザ・シークレットが
一貫して強調するのは、
「叶った気分でいろ」
これは催眠の基本です。
無意識は、
感情を原因、
現実を結果として扱います。
気分が先に変わると、
行動と判断が変わり、
結果が追いついてきます。
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引き寄せが起きたように見える正体

突然チャンスが来た。
偶然良い話が舞い込んだ。
これらは、
本当に突然起きたのではありません。
無意識の注意フィルターが変わり、
今まで見えていなかった情報を
拾えるようになっただけです。
世界は変わっていない。
認識が変わっただけです。
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うまくいかない人の共通点

ザ・シークレットが
「効かない」人には共通点があります。
・疑いながらやる
・感情が動いていない
・行動を変えない
・検証し続ける
これは失敗ではありません。
無意識に
暗示が入っていないだけです。
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ザ・シークレットは危険か

危険になるケースはあります。
現実逃避に使った場合です。
行動を放棄し、
不都合な現実を
「宇宙のせい」にする。
これは
自己暗示の誤用です。
正しく使うと、
行動量はむしろ増えます。
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催眠術的に正しい使い方

もしザ・シークレットを
催眠的に使うなら、
重要なのは次の点です。
・イメージは具体的に
・感情は静かに
・行動は現実的に
・検証は後回し
派手なワクワクは不要です。
無意識が
「これは当たり前だ」と
感じるレベルが最も強力です。
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ザ・シークレットは、
宇宙の法則の本ではありません。

無意識の取扱説明書です。
だからこそ、
信じた人の一部に
実際の変化が起きてしまう。
催眠術の立場から見れば、
極めて合理的な本です。
魔法ではない。
しかし、
無意識にとっては
十分すぎるほど現実的。
それが、
ザ・シークレットの正体です。